アンティークショップの店主の仕事とは?

2019.02.27

アンティークショップ、日本語で言い換えると西洋古道具屋といったところでしょうか。
アンティークショップの店主と聞くとヨーロッパで中古の家具を買い付けて日本で販売するといった仕事を連想しますが実際のところ、どんなことをしているのか?

今回はアンティークショップ店主の仕事について紹介していきます。

アンティークショップ店主の日常

アンティークショップのほとんどは、駅から少し離れた立地の悪いところでお店を構えてる場所が大半です。
普段は、お店で接客をしたり、WEBを介して購入してくれた人への商品の発送などの対応が主な業務内容となります。

また修繕依頼や、家具のカスタマイズなどの依頼も飛び込んでくることがあるのでそれらの対応にも追われることもしばしば。

アンティーク家具の買い付け

買い付けを行う買い付け主にもよるでしょうが、アンティークショップの店主は年に、三、四回、ヨーロッパへ仕入れに出かけます。

ヨーロッパではトラックを運転して、イギリスやフランスの田舎を走り回り、各地で行われているフリーマーケットに出向いたり、解体屋、巨大倉庫の中を見て回ったり、不用品委託販売所などを回ってアンティーク品を買い集めてトラックへ積み込みます。

買い集める家具のほとんどは、ヨーロッパの一般家庭で日常的に使われていた名もない家具たちばかりで骨董品や芸術品といった部類のモノではありません。
ヨーロッパ圏の人にとっては粗大ごみのようなものを買い集めて日本に持ち帰ります。

期間にして2週間から1か月ほどヨーロッパで買い付けを行って帰国するので年間で4か月はヨーロッパに居るような暮らしです。

買い付けてきた家具

買い付けてきたばかりの家具は、誰が見てもゴミ同然のものです。
材質も、オークかパイン材などが殆どで、それらも欠けていたり曲がっていたり穴が空いていたり金具部分はサビていたりと、貴族を連想させるようなものとは無縁です。

それらを当時の人たちが手にした時と同じぐらいの状態に手入れを行い、仕上がったものを店頭に並べて対価を頂く。これがアンティークショップ店主の仕事です。

仕入れたものが売れていき、品数が希薄なってきたと感じたらまた仕入れに出かけるのです。

仕入れのセンスが売り上げを左右する

アンティークショップの店主は、仕入れてきたものを手直しして販売するので、その手直し技術も当然のことながら、仕入れる品物のセンスによっても売り上げを大きく左右します。

ヨーロッパで流行のモノと紹介されて購入しても、日本では鳴かず飛ばずなんてことはしょっちゅうでヨーロッパの方々が「どうしてそんなものが欲しいの?」と口をそろえていうようなものが日本では好評を頂いたりします。

これらは徹底した日々のリサーチから生み出すセンスがモノをいいます。
仕入れたアンティーク家具が売れる時は、修繕の技量と、仕入れセンスを認めてもらえたような感覚があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はアンティークショップ店主の仕事について紹介させて頂きました。

アンティークショップ店主というのは軌道に乗ったとしても一度仕入れを失敗すると手痛い出費を被るので博打と揶揄する人も居ますがあながち間違いではありません。

海外に仕入れに行くと聞くとオシャレで楽しそうに思えますが、朝昼夜問わずトラックを走らせ回ってホコリっぽい倉庫や市場を駆け巡るといったロマンチックとはかけ離れた仕事なのです。