アンティーク家具の真逆。現代家具で使われている合板について

2019.02.27

アンティーク家具を好まれる方に多いのが、無垢材好きです。
無垢材は1本の木から採ったつなぎ目の無い材木のことを指します。

重量や質感などは無垢材ならではの存在感があり、現代で同様に無垢材で家具を作ろうものなら、とても簡単に取引できる価格ではないでしょう。

無垢材に対する材料として合板があげられます。
現代の家具のほとんどは合板で出来ています。
今回は現代家具の合板について紹介していきます。

アンティークの対となる現代家具

製造から100年以上経過しているアンティーク家具に対して、次から次へと作られている最新家具たちは、新しいにも関わらず価格が驚くほど安いです。

アンティーク家具が数万円から数十万円するのに対して、現代家具は、数千円から数万円も出せば大体のモノがそろってしまいます。
技術は向上しているのにも関わらず価格が桁一つ異なるのはいったいどういったわけなのか紐解いてきます。

技術の向上による工程の短縮

現代では、機械が発達したので昔では手作業で行っていた木を切ったり成形するといった工程も大部分は機械がになってくれるうようになりました。

ノコギリで木を切っていたのがチェーンソーで、時間をかけて行っていたやすり掛けも今や電動で行うことが出来ます。
こうした機械の発達により人の手が掛からなくなったことが安価で手にすることが出来る理由の一つです。

合板について

アンティーク家具では、現代では入手不可能な高級木材を使用して作成されている家具があり、それらは大変値が張ります。
高級木材を使用していなくても無垢材といった木をカットしてそのまま使用しているので原価が高くついています。

対する現代家具のほとんどは、見た目は木でも中はスカスカのベニヤということが殆どで、アンティーク家具と比べて木材に大きな違いがあります。
分かりやすく例えると、段ボールに0.4mm程の薄くスライスされた木ペラペラの木をシールとして張って販売しているのが現代家具です。

聞こえは悪いですが、木をそのまま使わずに薄切りにして、さらに張りなおすといった面倒な手間を取るのには理由があります。
原価を抑えるという目的もひとつなのですが、もう一つの理由として木の板全体を均等な強度にするためでもあります。

主な目的としては反り返りの防止です。
昔は多少、木が反り返ってしまったとしても天然素材だからで許されていましたが多くの家具が大衆化したので、天然素材だから仕方ないなんて言葉が通用しなくなってしまいました。

また、大衆が家具を手に出来るようになったので急激に木材の需要が増えました。

木の成長には時間が掛かるため、急激な需要に耐えることが難しく、あり合わせの木材では品質にばらつきが生まれてしまいます。
これらの問題を解消すべく合板といった木を均等にする手法が現代では主流となったのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は現代家具の合板について紹介させて頂きました。

合板は大衆に対して一定供給するために技術の向上とともに導き出されたもです
現在職人たちは、合板に頼らざるを得ない場面が多々あります。

高価な木材だけで仕事が出来ている職人はごくごく少数です。
どちらが良いというのは一概に言えませんが知識として知った上でどちらの商品も手に取ると見方が変わると思いますよ。