アンティーク家具に使用される木材についてまとめました

2019.02.13

高価な木材を使用していることで有名なアンティーク家具ですが、その木材の種類豊富さに時折「ホントにこの木材は価値の高い木材なのか?」と疑ってしまうことはありませんか?

今回は、アンティーク家具で使用されている代表的な木材についてまとめていきます。

オーク材

西洋の家具は、使われる材質によってイメージや装飾デザインも異なってきます。

オーク材は、イギリスで家具作りを始めた15世紀頃すでに使われていました。
長い歴史のなかで愛され続けてきた材質だけに、数も種類も豊富です。

今日でもオーク材の家具は入手しやすいようです。
産業革命以後は、家具の生産量が高まり、イギリス国内の資材は不足に陥ったところ、北欧などから良質のオーク材を輸入し、生産していました。

オーク材はくすんだ黄褐色で、木肌が比較的粗いのが特徴です。
木質がかたく彫刻などの細工に耐えるため、脚の部分を細くツイスト状に削り出したり、浅いレリーフを作るのに適しています。

つまり、オーク材が隆盛した時代のジャコビアンやゴシックなどのデザインは、オーク材の質感と材質を生かしたものといえるでしょう。

ウォールナット材

安定した材質は構造材にも重宝。
ウォールナット材がイギリスで使われるようになったのは、16世紀にはいってからのこと。

木質がかたく、ほかの木材のように縮んだりすることがないため、家具の構造材として非常に優れていました。

また、加工しやすく伸縮しにくいという特性は、寄せ木細工やインレイなどの特殊な装飾にも適しさまざまな意匠が生まれました。
木目が美しいものが多いのもウォールナット材の特徴。

木目の模様は、磨くと美しく輝き、高級感が出るので、家具の表面に貼りつける化粧材にも利用されます。
また、産地によって質が異なるため、塗装色は木材によってかえられます。

ウォールナットが同じ木材でも色が異なるのは、このためです。

マホガニー材

マホガニーは中南米の樹木で、元々イギリス国内では自生していませんでした。

諸説はいろいろありますが、タバコの輸入のために使われていた箱がきっかけで、マホガニー材の家具が作られるようになったといわれています。

赤褐色の美しい木肌色が最大の特徴で、表面を丁寧に磨きあげた家具は、実にエレガントで人気があります。

マホガニーは材質がかたく、また木目の細かい木肌を持つ素材なので、アンティーク家具もそれに見合うようにデザインが工夫されています。

材質が固く加工を施すのに大変な時間を労したので、当時でも現代でも、ほかの木材に比べて高価なものが多いとされています。

しかし、手間をかけて丁寧に仕上げられた細かな細工が施されているものには、価格に見合う高級感が感じられ、愛好者が多い家具材です。

パイン材

家具に使われるパイン材は、北欧などが主な産地。
節目が出やすいため、イギリスでは19世紀頃までは家具材としてあまり好まれていませんでした。

用いられたとしても、木目がわからないほどに着色されるのが普通。
現在では、長い歳月のなかで何度も塗り直された家具は、歴史的価値が認められ、高値で取引されています。

また、パイン材は木質がやわらか過ぎるため、彫刻には向いてません。
そのため、主に寝室やキッチンなど、人目につかないプライベートルームに置く家具の素材として使われました。

華美な装飾のものが少ないのもそのためです。
シンプルで素材な木質は、カントリースタイルを演出するのに適しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、アンティーク家具で使用されている代表的な木材についてまとめさせていただきました。

  • オーク材
  • ウォールナット材
  • マホガニー材
  • パイン材

これら4つの木材はアンティーク家具でとてもよく目にする木材になります。
ほかにも価値の高い木材はありますが、まずはこの4つを覚えておきましょう。