アンティークの様式についてまとめました

2019.02.13

これまでに紹介してきた記事の中にも、アンティーク家具にはいろいろな様式の名前を挙げさせて頂きました。

今回は、アンティーク家具に触れていると避けては通れない、様式についてわかり易く簡潔に紹介させて頂きます。

ヴィクトリアン様式

ヴィクトリアン様式とは、イギリスのビクトリア女王治下の美術の一般的傾向を包括的に示す語として用いられます。

1837年から1901年のヴィクトリア女王時代は、ゴシックや過去のスタイル、デザインのリバイバルが多く、家具の樹種も多様で、家具の改造も流行し、支柱、横木、装飾などがそれぞれ異なる家具から持ち寄られることもあり、これといってはっきりとしたスタイルやデザインがなくなった時代とされています。

エドワーディアン様式

1901年から1910年ごろのヴィクトリア女王の次に王位についたエドワード7世の時代、現在でも人気の高いクィーン・アンやチッペンデールスタイルの様式を模した工業生産品としての家具が多く出回りました。

現在、市場で入手できる一般的なアンティーク家具のほとんどは、この時代に作られたものです。
エドワード7世が統治していたころに作られていた家具は、家具自体が絵になっています。

木材の加工も非常に繊細でありながら、綿部分は芸術的な刺繍が施されておりアンティークで連想する一般的なものは、実はエドワーディアン様式のものが多いのではないかと思われます。

クイーン・アン様式

イギリスの女王アンが在位していた時代の様式で、ロココ風のスタイルが特徴。
オランダの影響を受けて、イギリス風に発展させたもの。

優雅で軽快な曲線のデザインが多く見られます。
主に建物の外観にさまざまな装飾を施したのが特徴といえるでしょう。

ジョージアン様式

18世紀中期から19世紀初期、イギリスのジョージ1世、2世、3世治世時代の様式。
チッペンデール、ヘップルホワイト、シェラトンなど才能豊かな家具作家が登場してイギリス家具の黄金時代が築かれた。

この時代の建築マニュアルなどはアメリカにも伝えられヨーロッパ圏に留まらず、アメリカでもポピュラーなものとなりました。

ヘップルホワイト様式

ジョージアン期の家具作家、ヘップルホワイトの作った様式。
18世紀イギリス家具で大流行した様式のひとつです。

新古典主義にロココ風を加えたエレガントな印象が特徴で、楯形やハート形の背もたれがついた椅子が代表作として知られています。

リージェンス様式

「摂政様式」や「リージェンシー様式」とも呼ばれることもあるリージェンス様式は、19世紀前半、フランス・ナポレオン帝政時代のアンピール様式のイギリスでの呼び方で、ギリシア・ローマ・エジプトなどの異国文化や風俗への関心の高まりから、その特徴としてエジプトの美術を取り入れた家具や、古代ギリシャ風の様式に椅子の脚をライオンなどの動物の足に模したりアカンサスなどの葉が装飾されていたり、左右対称で直線的かつ威厳のある装飾が特徴とされています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、様式についてわかり易く簡潔に紹介させて頂きました。

すべてを覚えておく必要は無いと思いますが、自身が購入したものに「○○様式」と書かれていたらそれを調べてると、その家具がどんな時代から現代に残っているのか知れてより愛着がわくと思うので機会があれば是非調べてみてはいかがでしょうか。