アンティークの歴史、5つの様式の特徴を学ぼう!

2019.02.13

美術でルネサンスやアール・ヌーヴォーなどを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
絵画や彫刻に限らずアンティーク家具にもこの美術様式というのは密接に関係しています。

今回はアンティーク家具に密接に関係してくる5つの様式について分かりやすく紹介していきます。

様式とは?

美術などで用いられる様式とは、時代の芸術作品の特徴を現す言葉で、流派や、当時の流行、傾向などをまとめて様式と指します。

冒頭でも説明した通り絵画や彫刻でよく様式と言葉を聞きくと思いますが、時代の特徴を指す言葉なのでアンティーク家具などでもいつの時代の様式に作られたデザインのものという括りで紹介されることがあります。

その様式の中で主に取り上げられる5つの様式を特徴と合わせてご紹介していきます。

ルネッサンス様式

イタリアルネッサンスは1400年中世にイタリアのフィレンツェで始まりトスカーナ地方を中心に広まりだし次第にフランスにまで渡りました。

ルネッサンスには有名なレオナルド・ダヴィンチやミケランジェロ、ラファエロなどの文化遺産となる作品を残した大芸術家達が誕生したのもこの時代です。
ルネッサンス様式は宗教戦争の終焉と同時にその時代に幕を下ろしました。

アール・ヌーヴォー様式

1880年頃フランスから始まり30年間流行した様式。

自然界から刺激を受けて、植物をモチーフにツタなどの動きある曲線を取り入れた特徴があります。
家具ではテーブルからチェア、装飾具などにいたる全ての分野で影響を与えています。

ヴィクトリアン様式

イギリスのヴィクトリア女王の政治は大英帝国と呼ばれイギリスがもっとも繁栄した時代でした。
世界で始めて万国博覧会が開催されて、産業から文化、工芸品、芸術作に至るまで多くのものが一段進歩を遂げました。

アーツ・アンド・クラフツという粗悪品を作らない運動も起り、より芸術性の高い工芸品が沢山製作されました。

家具においては実用性の向上に合わせて装飾美の追求で貴金属の象嵌(ぞうがん)なども一段と取り入れられるようになりました。
気品あるイギリスらしい作品が多い様式です。

バロック様式

17世紀初めから18世紀中期にかけて、ヨーロッパ全土を風靡した芸術様式。曲線や楕円を強調するデザインの建築が流行しました。
世界遺産の文化遺産として有名なベルサイユ宮殿はバロック様式の最高傑作のひとつです。

バロック様式の家具はお城や宮殿の中にある過剰なまでに彫刻や金箔で装飾されたデザインの特徴といえます。

テーブルの脚には貫(ぬき)と呼ばれる二つの支柱を横に貫いて補強する作りがありますが、ロココ様式に進むと貫(ぬき)がなくなります。

ロココ様式

18世紀フランスを中心としてヨーロッパへ広まった様式で2世紀近くに渡り浸透していたバロック様式に代わって誕生したのがロココ様式です。

バロック時代に宮殿の中にあるような上品なデザインに利便性が追求されたデザインで、それまではデザイン先行で利用者の使用感は二の次だったのがロココ様式では利用者が気持ちよく利用できるかを追い求めた点が特徴的と言えます。

例を挙げると今まで木の板の様なすわり心地のものに座っていたのが、ロココの時代にクッション性のあるソファーに進化したのです。
ソファーが登場したのもこのロココの時代です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はアンティーク家具に密接に関係してくる5つの様式について分かりやすく紹介させて頂きました。

紹介した内容を頭の片隅に入れながらアンティークショップを回ると「これはいつの時代のものかな?」とアンティーク家具をクイズのように楽しめるようになります。

好みのデザインがいつの時代のものか割とハッキリと偏るようになるので、好きになった家具のデザインがいつの様式のものなのか把握しその時代背景を調べるとより家具に愛着を持つことが出来るのでオススメですよ。