少し注意が必要アンティーク家具の取り扱いについて

2019.02.14

アンティーク家具において、家具の形は様々なものがあります。
それはその時代の職人達のセンスから形が異なったのではなく大部分にはその時代の人の暮らしが密接に関係してきます。

今回は生活スタイルによって変動していったテーブルとソファについて紹介していきます。

時代で変動する家具

アンティークショップに並んでる家具を見てみるとものめずらしい形のものが多く存在します。
これらは奇をてらってその時代の職人達がデザインしたわけではなく人々の暮らしを考えて作られたものばかりです。

古代ギリシャでは寝椅子で横になって食事を取っていたのでテーブルは寝椅子の下に収納できるようなつくりになっています。
寝椅子とは足を伸ばせるソファのようなもので、ソファの下に食事を置ける小さなテーブルがセットになったものが主流でした。

現代で見るとこのソファの下にある小さなテーブルは何に使うんだろうと悩まれる方も居ます。

ルネサンスの時代になるとダイニングルームには豪華な彫刻で装飾されて、現代の家庭同様にテーブルが常設されるようになりました。
この時代には拡張板といって引き出しのようにテーブルサイズを広げることが出来るドロリーフテーブルが流行しました。

18世紀のロココ時代になるとダイニングルーム使われるテーブルは全体的に小型になり実用性を重視した形になってきます。
この時代に流行したゲートレッグテーブルはテーブルの真ん中が折り曲がってサイズを変更することが出来て現代においても実用的で欲しいがる方が多く居ます。

他にも15世紀のイギリスのアン女王の時代、フランスではルイ15世の頃にカード遊びが流行しカードを入れる引き出しやロウソクたてが備え付けられてるゲームテーブルが流行したり、寝て起きてすぐ移動せずベッドで朝食を取ることが上流階級の方々で流行になりキャスターが付いた朝食用のテーブルなども作られました。

さらに現代ではサイドテーブルとまとめて呼ばれていますが用途に合わせて使い分けることが出来るオケージョナルテーブルというのも18世紀頃から盛んに使われるようになりました。
オケージョナルテーブル(現サイドテーブル)の使用用途はそれぞれでコーヒーを置いたり、ランプ台にしたり、シガレットテーブルにしたりと多岐にわたり使用されており、現代にアンティーク家具として残るサイドテーブルからは当時の所有者がどのように使われていたのかシミなどから垣間見れるものもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は生活スタイルによって変動していったテーブルとソファについて紹介させて頂きました。

不思議な形をしたアンティーク家具は当時の人たちの暮らしに合わせて作られた形なので馴染みが無いモノが多いと思います。
現代では見かけない形の家具を手にすることが出来るのもアンティーク家具の楽しみの一つといえます。

もし当時の人の暮らしに興味を持ち自分の生活に取り入れたいなと思ったら気になった時代の家具を手にしてみて下さい。