アンティーク家具の素材を徹底解説!ローズウッド編

アンティークショップでローズウッドを使用したものに出会えたならとても幸運です。
なぜなら高級木材として名高いローズウッドは大変希少で逸品であり今後入手不可能なものだからです。

現在ローズウッドはワシントン条約の品目になっているので取引制限下にあるため価格高騰しており流通数も少ないのでなかなかお目にすることが出来ません。
希少な素材に触れることが出来るのもアンティーク家具の魅力の1つですね。

素材を知ることは家具の価値を知ることにも繋がるので今回ローズウッド材について詳しく紹介していきます。

ローズウッド材とは?

ローズウッドは、18世紀後半のアンティーク家具使われているとても重要な素材です。
使用されてる素材だけでその時代背景やどの時代に作られたのかおおよその目処が立ちます。

18世紀初頭、その当時主流だったウォルナット材が大寒波の影響により資源不足なってしまいその代わりとしてマホガニー材が用いられるようになりました。

マホガニーは汎用性が高く家具だけに限らず造船や建築物にまで取り入れられその需要に対して供給が足りなくなってしまいました。
世界各国からマホガニーを輸入したのですがそれでも足りず、木も成長するのに時間がかかるためやむを得ずマホガニーの代わりの木材を取り入れなくてはならなくなってきました。

マホガニーの代用として名乗りを上げたのがローズウッドです。

もう少し深く時代背景を紹介するとナポレオン戦争でイギリスはポルトガルと友好関係を持つことになり、そのポルトガルの植民地にあったブラジルからローズウッドは輸入されました。

ローズウッドはバラの木では無くマメ科のツルサイカチ属にあたる植物で主にインドや南米あたりでみられる樹木です。
名前の由来は木を切った際に切り口からバラのような甘い香りがたつところから名づけられたといわれています。

ローズウッドは、木目が美しいのも特徴の1つなのですが他にも腐敗しにくい、頑丈で硬いという性質もあり栽培に使用した刃物が使えなくなるぐらい硬いとようです。
それほどまでに硬い木材を加工して作られたアンティーク家具からは当時の職人の技術の高さが伺えます。

ローズウッドの希少性

当時、使われていたブラジルのローズウッドは通称ブラジリアンローズウッドといい、冒頭でも説明したとおり現在ではワシントン条約により滅危惧種に指定され国外への輸出が禁止されています。

現在では、手にすることが困難で希少価値の高い木材なのです。

こういった背景から価格も高騰しておりますが、なにより注目すべきところは家具として新しく出回ることは今後あまり無いと考えられる点です。

絶滅危惧種なので取引制限があるので家具にふんだん使うことが出来ません。
またそもそもローズウッドは樹脂が多いため乾燥までに長い時間を要するなど製作過程も難解であることから新しく市場にローズウッドの家具が出回ることはほぼ考えにくいと言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はローズウッド材について詳しく紹介させていただきました。

ローズウッドは樹脂が多く細かな細工をするのには不向きな素材でした。
それでも人々を魅了する美しい木目や色合いから当時から大変魅力的な木材だったのですが、現在では輸出入に制限が設けられており通常なかなかお目にかかることが出来ないものとなってしましいました。

そんなローズウッドで作られた家具は、絶滅危惧種の動物の毛皮を手にするのと同様に希少性のあることアイテムなのです。
これほどまでに希少なモノもアンティーク家具だからこそ手にすることが出来るのです。
もし出会うことが出来たなら是非一度手にとってみてはいかがでしょうか?

お知らせ

アンティークに関する記事を随時アップしていくアンティークマガジンをOPEN!

2018.08.03

人気ランキング

今後のランキングにご期待ください

pagetop